
建災防方式「新ヒヤリハット報告」の考え方を参考に、ヒヤリハットを単なる危険事象として扱うだけでなく、事故にならずに済んだ理由や良い行動を記録・共有できる仕組みをご紹介します。
現場で発生するヒヤリハットは、事故や災害を未然に防ぐための重要な情報です。
従来のヒヤリハット報告では、「何が危なかったのか」「なぜ発生したのか」「どのような対策を行うのか」を記録し、再発防止につなげることが一般的でした。
一方で、建災防方式「新ヒヤリハット報告」では、ヒヤリハットを単なる危険事象として扱うだけでなく、事故や災害になる前に回避できた成功体験として捉える点に特徴があります。
つまり、「なぜ危なかったのか」だけでなく、「なぜ事故にならずに済んだのか」「どのような判断や行動が事故を防いだのか」を記録し、安全活動に活かしていく考え方です。
K-fisを活用することで、現場からのヒヤリハット報告をスマートフォンで簡単に入力し、確認、対策管理、グッドリカバリー事例の共有、集計・分析までを一元管理できます。
紙やExcelでのヒヤリハット報告における課題
ヒヤリハット報告を紙やExcelで運用している場合、報告内容の回収、確認、集計、対策管理に手間がかかることがあります。
たとえば、現場で記入された報告が管理者に届くまでに時間がかかったり、報告後の対応状況が分かりにくくなったりすることがあります。
また、報告内容が一覧として残っていても、朝礼やKY活動、安全教育に十分活用できていないケースもあります。
特に新ヒヤリハット報告の考え方を取り入れる場合は、「事故にならずに済んだ理由」や「良い判断・良い行動」を記録し、共有することが重要です。
そのためには、現場が入力しやすく、管理者が確認・分析しやすい仕組みが必要になります。
K-fisでヒヤリハット報告をスマホ入力化
K-fisアンケート管理システムを活用すると、ヒヤリハット報告用の入力フォームを作成し、スマートフォンやQRコードから報告できる仕組みを構築できます。
現場作業者は、発生日、現場名、作業内容、ヒヤリハットの内容、写真、災害になっていた場合の重大度などを、スマートフォンから入力できます。

さらに、新ヒヤリハット報告の考え方を取り入れる場合は、次のような項目も記録できます。
「なぜ事故にならずに済んだのか」
「どのような声掛けや確認があったのか」
「経験や予測がどのように役立ったのか」
「保護具や設備がどのように事故防止につながったのか」
このような情報を記録することで、危険の原因だけでなく、事故を防げた良い行動も残すことができます。
職長・安全担当者による確認と対策管理
現場から入力されたヒヤリハット報告は、K-fis上で職長や安全担当者が確認できます。

管理者は、報告内容を確認したうえで、発生原因、背後要因、対策内容、担当者、対応期限、対応状況などを記録できます。
たとえば、確認不足、作業手順、連絡不足、作業環境、設備・工具、4S不足、急ぎ作業、疲労などの要因を分類して管理できます。
また、対策が必要な場合は、担当者と期限を設定し、対応状況を管理できます。
これにより、報告して終わりではなく、必要な対策が実施されたかどうかまで追跡しやすくなります。
グッドリカバリー事例として共有
新ヒヤリハット報告では、事故になりかけた事例を「危なかった出来事」として記録するだけでなく、事故を防げた良い行動として共有することが重要です。
たとえば、資材運搬中に接触しそうになったが、周囲の作業員が声をかけたことで事故を回避できた場合、その声掛けや周囲確認は有効な安全行動として共有できます。
K-fisでは、このような事例をグッドリカバリー事例として蓄積できます。

蓄積された事例は、朝礼、KY活動、安全教育、安全会議などで活用できます。
「何が悪かったか」だけでなく、「どの行動が事故防止につながったか」を共有することで、現場の安全意識向上にもつながります。
ダッシュボードで傾向を見える化
K-fisに蓄積されたヒヤリハット報告は、集計・分析にも活用できます。

月別の報告件数、現場別の発生件数、災害種別、原因別、背後要因別、回避できた理由別などで集計することで、現場の傾向を把握できます。
また、未対応の報告や期限を過ぎた対策を一覧で確認できるため、対応漏れの防止にもつながります。
報告内容をデータとして蓄積することで、月次の安全会議や改善活動にも活用しやすくなります。
K-fis活用による効果
K-fisで新ヒヤリハット報告の考え方を取り入れることで、次のような効果が期待できます。
- 現場からスマートフォンで簡単に報告できる
- 報告内容をリアルタイムに確認できる
- 対策内容、担当者、期限、対応状況を管理できる
- 事故にならずに済んだ理由を記録できる
- 良い判断や声掛けをグッドリカバリー事例として共有できる
- 報告内容を安全教育やKY活動に活用できる
- 現場別、原因別、回避理由別に傾向を分析できる
紙やExcelによる報告をデジタル化するだけでなく、報告された内容を安全活動に活かせる点が大きな特徴です。
こんな企業におすすめ
- 紙やExcelでヒヤリハット報告を管理している企業
- 報告後の対策状況が追いにくい企業
- ヒヤリハット報告を安全教育やKY活動に活用したい企業
- 現場の良い判断や声掛けを共有したい企業
- 建災防方式「新ヒヤリハット報告」の考え方を取り入れたい企業
- 安全パトロール、HHK、改善提案を一元管理したい企業
K-fisは、現場からの報告、管理者による確認、対策管理、事例共有、集計・分析までを一つの仕組みで運用できます。
まとめ
建災防方式「新ヒヤリハット報告」は、ヒヤリハットを単なる危険事象として扱うだけでなく、事故や災害になる前に回避できた成功体験として捉え、安全活動に活かす考え方です。
K-fisを活用することで、現場からの報告をスマートフォンで簡単に入力し、職長・安全担当者による確認、対策管理、グッドリカバリー事例の共有、ダッシュボードによる集計・分析までを一元化できます。
紙やExcelでのヒヤリハット報告をデジタル化するだけでなく、事故を防げた理由や良い行動を記録・共有することで、現場の安全文化づくりを支援します。
ヒヤリハット報告のデジタル化をご検討の方へ
今回ご紹介した仕組みは、建災防方式「新ヒヤリハット報告」の考え方を参考に、K-fis上でサンプルとして構築したものです。
実際の導入時には、現在お使いの紙の報告書やExcel様式、現場での運用方法に合わせて、入力項目、確認・承認の流れ、対策管理、担当者・期限管理、ダッシュボードの集計内容などを調整できます。
紙やExcelでのヒヤリハット報告にお悩みの方、新ヒヤリハット報告の考え方を安全活動に取り入れたい方は、お気軽にご相談ください。
